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hon-nin vol.03価格: 998円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 とわずがたりがこんなにも濃かった麻生久美子さん、そのhon-ninが引き出されているのは、吉田豪さんの手腕によるものでしょう。
新たに連載のはじまった「青春小説」銀杏の峯田さん(なぜか青春時代を回顧する男子小説は、クドカン氏然り、峯田氏然り、東北のご出身)、探偵と作家の両立なんてかっこよすぎる、でも本当なのかしら、とステキに想像してしまう古田日出男さんのハンサムな世界、「サブカルチャーの波が来たとき、たまたまのることができた」などと謙遜してみせながらも、実は非常にクールにお笑いも映画も俳優との距離も語ってみせる、たけしさんの「今」と、懐かしい賑やかさを思い出させる「オールナイ ...さらに詳しい情報はコチラ |
ニガヨモギ (ちくま文庫)価格: 567円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 聖書にも「ニガヨモギ」が、たびたび引用されているらしく、なめこはその引用文を各所に、ちりばめていました。
しかし、内容は聖書とは全く関係ありません。
なめこ独特のヘタウマな絵で、繰り広げられるなめこ漫画です。
エッチなシーンも、絵がひどすぎて?、全くエッチにみえません。
ある意味、「清らかな書」なのかもしれません。
読後、「ニガヨモギ」を、無性に食してみたくなりました。
その時点で、もうなめこの世界に幻惑されてしまったのでしょう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
女の人生すごろく価格: 1,365円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 女子的な毒が売りの辛酸なめ子。この本も相変わらずのなめ子ワールドです。
内容は様々な雑誌に書いたエッセーや漫画を集めたもので、カバーがすごろくになっているエッセー集です。「すごろく」と言うことで編集していますが、ちょっと無理矢理な感じです。
辛酸なめ子を面白いと思う人にはいつも通りに面白く、つまらないと思う人にはいつも通りつまらなく、期待を良くも悪くも裏切りません。辛酸なめ子の典型的な本なので、この作家のことを知らない人が初めて買うのには良い作品だとおもいます。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
女修行価格: 1,260円レビュー評価: 4.0 レビュー数:4 修行しないと「女」になれないところが、著者らしい。ホステスやメイドになっても、なめ子はなめ子。衣装、メイクの力には限界があることを、痛感した。見た目そこそこ可愛いし、言葉遣い等に女らしさを感じさせるのだが、色気とかそっち方面のいわゆるメスの魅力に乏しいのは確か。かたちだけ真似しても、そう簡単に身に着くものではないだろう。持ち前のウィット、美的センスにセクシーさが加われば、女性として最強なのであるが。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
男性不信 [本人本04] (本人本)価格: 1,400円レビュー評価: 3.5 レビュー数:6 大塚美容形成外科のCMに、物議を醸した「私の胸がもう少し大きかったら・・・、私の目がもう
少し大きかったら・・・私の鼻がもう少し高かったら・・・世界が少し、変わるかもしれない。」と
いう名台詞があるが、これはある意味で真理をとらえているのかもしれない。
例えば、大学時代の就職活動を見てみろ。明らかに可愛い学生から先に内定をもらっていく
(売れていく?)ではないか。面接官も、そりゃ体面上は平等を装うけど、内心では毎日机を
並べて働く部下の社員は、うら若き美女であって欲しいと願うのが男の性。就職試験の内実な
んて ...さらに詳しい情報はコチラ |
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hon-nin vol.05価格: 950円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 新連載が多いのと同時に休載が多かった今号。
安野モヨコ・みうらじゅん・泉美木蘭・せきしろ・オールナイトニッポン傑作選・そして松尾スズキ。正直、この作家陣の連載は全部見ているので休載は自分にとってかなりキツかった・・・
今号で一番よかったのははやはりhon-nin列伝のゲスト江頭2:50。
生涯、伝説を残す芸を信条としているエガちゃんが今まで出会ってきた素晴らしい人達の言葉は読んでいて胸にしみました。高田文夫・テリー伊藤・片岡飛鳥・そして悪友浅草キッドと出会ったのはエガちゃんにとって偶然ではなく、必然だと感じるくらいエガちゃんの芸人としての生き方に拍手を送り ...さらに詳しい情報はコチラ |
道徳の時間 (Sansai comics)価格: 1,050円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 生殖と聖職をぶつけた「あさってのザビエル」など、性、SEXについて作者は、表面のエロチックさ、より種族保存の様な、人間の根源的ものを追い求めていると感じる。かなり際どい表現が多く、読者を選別する内容ではあるが、辛酸なめ子の感性は、頽廃的で詠嘆的で、宗教的な慈悲深さをパロディー化、ネットワークも含めた様々な意匠に果敢に挑戦し、スリリングな読後感を提供している。ネットワーク上の作者のサイト「女ひとり日記」にある「ふれあい掲示板」に、たびたび作者は、中庸、控えめ、謙虚、といったスタンスでコメントを寄せているが、それは過激な本書とは、かなりアンバランスであるが、その2面性に創作のカギが隠されていると ...さらに詳しい情報はコチラ |
hon-nin vol.04価格: 950円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 大人計画ファンや松尾スズキファンにはすっかりお馴染みのこの本ですが
今回のhon-nin vol.04はひと味違います。hon-ninのHPやamazonの詳細
には何故か表記されていませんが本書では五月女ケイ子・細川徹による対談
コーナーのゲストに巷で人気沸騰中【中日ドラゴンズのマスコット・ドアラ】
が登場です。ドアラ本人が語る(通訳:球団広報石黒氏)人気のグッドウィル
動画での静止芸の裏話やシーズンオフの過ごし方など約5Pに渡っての貴重な
ロングインタビューが掲載されています。ドアラ好きにはたまらない!
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ほとばしる副作用 (文春文庫PLUS)価格: 530円レビュー評価: 3.5 レビュー数:6 「自立日記」が大変面白かったので、流れで読んでみました。
イマイチです。
取り上げる題材が芸能人ということでナンシー関なんかと比較されているようですが、
ちょっと無理やり感があり、それがイラストにも現れているような気がします。
辛酸なめ子の本領は、やはり彼女自身が体験したことに関する文章のほうが数段面白いですね。この本にあるSpeed「仁絵」に対するページと「自立日記」の仁絵本人と絵画展で遭遇したエピソードを比べればその違いが分かるかと。。。 ...さらに詳しい情報はコチラ |