エリオットひとりあそび (ハヤカワ文庫 JA (688))価格：
861円レビュー評価：
5.0 レビュー数：2
「イティハーサ」のちょっと前、くらいの作品でしょうか。
SFが多いように思える水樹さんですが、これはベトナム戦争直後あたりのアメリカを舞台に、早くに両親が離婚し、ベトナム戦争で父を亡くし、難しい背景で育ったエリオット少年が田舎の街で一人暮らしを始めるところからストーリーが始まり、やはりベトナム戦争に行ったきり行方不明の恋人を待つエレーンとの深い絆を主題にした作品です。
ベトナム戦争で大切な人と引き裂かれた二人、離婚した両親それぞれに対するのエリオット苦悩、そのエリオットの持つ不思議ともいえる「秘密」。
ひねくれたようなポーズをしていながら、子供のような一途
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