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エハイク価格: 1,050円レビュー評価: 4.0 レビュー数:4 決して派手な大立ち回りをせず、日常の一部分を掘り下げて切り取ったようなプリミティブな作風の吉田戦車にあって、このような表現方法は大正解と言えるだろう。シュールな5・7・5の句に、吉田戦車の味のある絵が乗っかり、その静けさという点ではまさに句集のそれである。笑うというより味わうという楽しみ方が適切だろうか。また評者である糸井重里の寸評も絶妙なアクセントになっており、投げっぱなしのシュールな世界観にツッコミを与える事で、上手くバランスが取れている。さあ読むぞてな具合でなく、電車の中など、ふと思い出したときにパラパラと頁を捲りたい一冊である。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
エハイク紀行価格: 1,575円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 エハイク=絵+俳句ですが、季語が無い句も多く、正しくは川柳でしょう。
吉田戦車がひねる俳句(川柳)とイラストに、
正体不明の「評者」がコメントを添えているのが、本書の主な構成。
今までにない新しい試みかもしれません。
でも俳句と言えば思い出す、「サラダ記念日」のような発展の仕方はないでしょうね。
イラストがないと、何を詠んだ句なのかさっぱりわからないものもあります。
この評者の評というよりはツッコミといった方がいい一言に、
思わずクスリと笑ってしまいます。
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殴るぞ! 1 (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)価格: 690円レビュー評価: 5.0 レビュー数:5 吉田戦車ものをあらかた読んで、そしてこの作品を読んで改めて思います。
この人は天才?奇才?珍才?なんにしてもこの人はスゴイ!と。
この人の作品は好き嫌いが分かれるというより、初級、中級、上級と分かれていていきなり
上級に手を出してしまうと、「この人の漫画シュールすぎてよく分かんねぇな。」で
終わってそれっきりになってしまいかねないので未経験の方は要注意。
「殴るぞ」「スカートさん」「伝染るんです」このあたりは初級。万人向けだと思います。
ぜひ一読を。「面白い」し、「凄い」。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
殴るぞ! 5 (5) (ビッグコミックススペシャル)価格: 690円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 「殴るぞ」では「フィジカル君」がすきなのですが、今回は出てきません・・・サミシイ。。。 しかし、新たに「フック船長」が登場! いろいろなものをかけられて、辛い思いをするフック船長、それを気の毒に思い助けようとするススム、しかし他の家族はフック船長を甘やかすことを良しとしません。。。。 おなじみ「いぬ」も「和歌子」も奮闘中! そして和歌子と麦次郎さんの喧嘩も勃発! とりあえず、1〜4を買った人は5も読んでみようってかんじですね。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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吉田戦車のゲーム漫画大全 (弟) (ビームコミックス)価格: 798円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 「はまり道」から「ニューはまり道」まで、吉田戦車がファミコン時代から描いてきたゲーム関連4コマ漫画の集大成。 「兄」と「弟」の上下刊だが、新作書き下ろしもいくつか入っていてお得な感じはする。 ただ、せっかく豪華本サイズなんだし、もとの「はまり道」などはカラーなんだから、どうせならちょっと値段が高くなってもいいからカラーにしてほしかった。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
吉田戦車の漫かき道 (BEAM COMIX)価格: 924円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 コミックビーム誌上でたった3?4回の連載で終わってしまった「宇宙巨人アムンゼン」をはじめ、
発表当時誰が作者なのか物議を醸した石ノ森章太郎へのオマージュ「苦悩戦士」も収録されています。
過去の細かい仕事を多数掲載し作者自身が幼年期からの己の『まんが道』について語ってます。
個人的にツボだったのは「岩手県の妖怪」のアズキトギです。声に出して大笑いしてしまいました。
他の単行本未収録作品も80年代から近年まで収録されていて色々な味が楽しめます。
それと巻末にある「吉田戦車年表」が大変参考になりました。
戦車ファンは買って持っ ...さらに詳しい情報はコチラ |
殴るぞ! 10 (10) (ビッグコミックススペシャル)価格: 690円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 だいぶ前のことになるが、サラリーマン風の男二人が
「カエルが500グラムも痩せることがあり得るのか
もともとどれぐらいの大きさのカエルなのか」と
真顔で議論しているところに遭遇したことがある。
話の内容から「殴るぞ」の話題であることが察せられ
ここで通りすがりの自分がいきなり話に加わったら吉田戦車世界の具現化だよなとウズウズしたが、
結局勇気がなくそのまま通りすがってしまった。
今でも悔やまれる。
ともあれ、現実世界すらシュールに変えてしまう吉田氏の力に
畏怖心すら抱いた出来事であっ ...さらに詳しい情報はコチラ |
悪い笛―エハイク 2価格: 1,050円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 「ほぼ日刊イトイ新聞」で毎週火曜に1句ずつ更新される「エハイク」の単行本2巻目です。 「ギャグも風刺もパワーアップ!」と言いたいところですが、何にも変わっていません。 ただただ吉田戦車の平凡な日常の中で思いついた句にほくそ笑むだけです。 とにかく、絵俳句の「絵」の部分が良い。人間の表情が素晴らしい。 そして、それとネタの日常性と俳句の5・7・5の素朴さが見事に相まって、独特な風情を感じさせてくれます。 そしてやはり重要なのが「評者」の存在。 冷静なツッコミが冴えています。 今回も「ほぼ日」に掲載された50句+2が収録されており、「日常的な非日常」に貴方 ...さらに詳しい情報はコチラ |