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大問題 ’08 (2008) (創元ライブラリ L い 1-43)価格: 672円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 数年前から毎年、購入することが恒例となっている。過ぎた一年を振り返りながら、政治や社会のさまざまなできごと、あいた口もふさがらないような呆れたニュースなどを、いしいひさいち氏はこのように見ておられたのかと納得したり、意外に思ったりする。数年を経て読み返し、この年には、こんなことが話題になったなあと振り返るのも一興である。いしいひさいち氏の、広い分野をカバーし、それをときにはナンセンスなときにはシュールな話題に変えてしまう筆力にはただ感銘するばかりである。
ただ、近年、繰り返し読んでも意図を理解することが難しいものが増えているような気がする。やはり4コママンガは、ぱっと見てぱっと笑 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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ののちゃん (全集5)価格: 860円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 私は掲載誌の読者ではないので、ののちゃんを読むのは、この全集のときぐらいです。
なので、久方ぶりの全集ですが、分量もたっぷりで相変わらずのほのぼの家族の姿をちょっぴりの毒とたくさんの笑いと共に楽しむことが出来ました。
コストパフォーマンスもなかなか良いと思うので、お勧めです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
スチャラカお宝大明神 (双葉文庫 い 17-35 ひさいち文庫)価格: 600円レビュー評価: 3.5 レビュー数:3 これは貴重!
帯とカバー裏のこの2つの惹句にひかれて購入。
あまりに幅広い年代からの収録は、一本ごとに時代のチャンネルを調整しなければ笑えないのが、もったいない。
次があるなら、あるいは作品ごとに執筆年月日を併記する、年代ごとに章分けするなどしても面白いかも知れない。
現役の同業者であるとり・みきによる解説は的確、そして貴重。
しかし的確でありすぎることは痛みをともなうほど。
こんな悲しみは、クラスメートである吾妻ひでおの単行本に寄せた松久ゆうの「吾妻ひでおに完敗(乾杯)!」という結びの一節以 ...さらに詳しい情報はコチラ |
現代思想の遭難者たち 増補版価格: 1,470円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 追加された30ページ分が、前に書かれたものに比べるとあまり面白くありませんでした。
以前は、読んでいて単純にクスッと笑えたのですが、今回追加された部分は理論的な部分がだらだらと冗長です。しかもコマが小さくなっているのに文章がぎっしり詰まっているので読みにくいし。
前回の「君は私からサルトル」とか「それはウィトゲンシュタイン君、バカがいるという私に対するイヤガラセかね」といったレベルの笑いを期待している方は、一度立ち読みをしてから買うのが無難かと思われます。
あ、でもフロイトの2コマ漫画8連発は最高でした。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
独身手当―給与明細でわかるトンデモ「公務員」の実態価格: 1,575円レビュー評価: 3.0 レビュー数:8 著者が後書きに書いているように、多くの公務員はまじめで常識的だが、非常識な手当に象徴される甘さが役所にあることも事実で、これが巨額の財政赤字や年金不安を許す土壌となってきた。逆に言えば、役所に常識を取り戻すだけで、増税は無しで、社会への信頼を取り戻すことが出来る。公務員制度改革と心ある公務員に期待する。
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