陰陽師 (5) (Jets comics)価格: 830円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 源博雅の人柄の良さがにじみ出てくきます。
いわゆる、陰陽師とか超自然の世界観は難解なものに
なってゆくし、読み物のグレードは高くなってゆき、
また時代背景もきっちり抑えなければ、100%の理解は
難しいかもしれません。私自身、この超常現象を扱う
漫画の隅々までに理解が及びそうもありません。
しかしながら、娯楽作品としても秀逸な陰陽師は、非
常に読むのが楽しいものです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
陰陽師 (6) (Jets comics)価格: 830円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 この巻は、俗な人々の政治的な思惑に、利用される阿倍晴明の
苦悩を収録しています。また、このシリーズは陰陽道とは「何
?」ということを、源博雅に説明する安倍晴明という構図で、
読者にも説明してくれていますので、わかりやすいものでした。
太極図や、☆印に秘められた、五行の解説などは非常に面白み
があり、高校世界史でまなんだ、陰陽五行説を少し掘り下げた
知識を得るのにも良いテキストだったと思います。
また、これが次の巻からの展開に必要な基礎知識になっている
のだとも思います。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
陰陽師 (10) (Jets comics)価格: 870円レビュー評価: 3.5 レビュー数:7 ???闇が闇として残り、鬼、妖怪、怨霊のたぐいがそこここに存在していた平安時代。「陰陽師」はそれら「あやかし」を扱う役職として朝廷において重要な存在だった。その中でも天才といわれた陰陽師、安倍晴明が怪事件を次々に解決していく。 ???相談ごとを持ち込むのは晴明の友、源博雅。ひょうひょうとしてクールな晴明とは対照的に、実直でどこかかわいらしいところのある博雅。この2人の組み合わせが絶妙だ。 ???基本的には、1つの事件を数話で解決するという構成。しかし通読していくうちに、「陰陽道」の世界観が理屈ではなく染み入るようにわかってくる。そして巻を追うごとに物語は深く、壮大になっていく。 < ...さらに詳しい情報はコチラ |
|
|
コーリング (Act3) (Mag comics)価格: 1,300円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 思想的に10年後戻りとしても書きたかったと、著者が後書きで語る美しい世界。原作よりも、登場人物も登場動物も生き生きとして深みがあり、物語世界の魅力を増しているように思う。この作品があってこそ、後の「陰陽師」に繋がる気がする。
コーレンを愛しながらも、自分を破滅させようとしたドーリドへの憎しみから復讐に駆られるサイベル。どうしても許せないともがく、自尊心が高く激しい主人公は、その復讐には勝利がないと気付き、自由を与えることで解放される。己の謎を解く鍵は、己の心の中で見つかるだろう。
自分も他者も許せたときに、再び大事なものへと呼びかけることができる。心が荒れ果てて冬枯れ ...さらに詳しい情報はコチラ |
ファンシィダンス (1) (小学館文庫)価格: 610円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 2巻の途中まで、ちょっと長い前振りがあるのが厄介だが、そこもよーく読んでおくこと。
主人公は東北のあるお寺の跡取で、弟とともに禅寺に修行に行かなければならない。引かれる後ろ髪もなくなった状態で、ウォークマンもホッカイロも持込禁止の「お山」と呼ばれる寺での生活に入るのだ。
当然「お坊さんはみんな人間ができている」わけではないので、毎日が戦いであり、人間同士の駆け引きがある。弟の方が要領がよくていい思いをしたり、大学の友人から嫌がらせのハガキが来たり、下界に残してきた彼女のことも気になる若い男ばかりの集合生活、そのあたりのおかしさを実によく取材されて、コミカルな作品 ...さらに詳しい情報はコチラ |
妖魅変成夜話 (1)価格: 903円レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 岡野玲子さんの作品でファンシィダンス、陰陽師などをとても楽しく読んできましたが、この妖魅変成夜話もとても面白いです。
岡野玲子さんの独特な雰囲気、繊細な美しさを楽しめます。
陰陽師も面白いのですが、勉強不足な私には最後の巻のほうになるとよく分からなくなりましたが、この作品は読みやすいかなと思います。
岡野玲子さんの作品が好きな方は読んで損はないかと・・・。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
コーリング (Act1) (Mag comics)価格: 1,200円レビュー評価: 4.0 レビュー数:5 この漫画を読むと、岡野玲子さんが「幼女サイベルの呼び声」に深い思い入れを持っていることは良く分かります。しかし、原作の持つ心に染み入る独特の雰囲気の再現にはあまり成功していないように感じられました。また、個人的には、登場人物の顔がやや類型的になりすぎ(魔女は魔女っぽく、おじさんはオジサンっぽくなりすぎ)な感もあり、原作から得たイメージとあまり合いませんでした。 とはいえ、おそらく原作を読んだことのない人は、なかなか面白く読めると思います。ただ、ぜひ原作も読んでください。原作はかなりの秀作です。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
コーリング (Act2) (Mag comics)価格: 1,200円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 魔術師ミスランにはも少し野獣的なイメージがあったんですが
このコミックではか細く表現されていますね。
ミスランがもつ独特の「黒」の雰囲気が、
閑寂な世界のなか引き立っています。
原作にはないあやしさがおもしろいです。
ただ、サイベルとミスランのやり取りがちょっと長いかな…
そこよりもコーレンと二人でサールへ向かう決断をしたあたりを
(コーレンの受け取り方も含めて)掘り下げて欲しかったりしました
そこは原作でもちょっと描写が少ないかな、と思ったところなので。
ラストの図書館 ...さらに詳しい情報はコチラ |
ファンシィダンス (4) (小学館文庫)価格: 610円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 表紙の端正なお坊さんの姿に惹かれて買いました。
佐々木倫子の「動物のお医者さん」的な作風を
期待してたんですけど、思ったより時代を感じちゃいました。
80年代!て感じの空気感アリアリ。
当時わたしは小学生だったので、イマイチ感情移入できず。。
キャラクターもいわゆる都会的で、大人の漫画て感じ。
向こうがサッパリしてるので、こっちも愛着が湧かないというか。
「動物のお医者さん」と比較しすぎたからかもしれないけど。
あと岡野先生の速い頭の回転速度についていけな ...さらに詳しい情報はコチラ |
ファンシィダンス (3) (小学館文庫)価格: 600円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 何故か画像があるのがコレしかなかったので、中途半端に3巻で。 岡野玲子は凄い! 何が凄いって、23歳でこの漫画を描けたのが凄い! 23歳でこんな事、普通考えるか?と思うくらい深く、あ・軽い。 陽平くんみたいな男は現実にいそうでいない。 同時に真朱(まそほ)さんみたいな人も。 若いのに化け物みたいなカップルだよ、確かに。 中学生の時リアルタイムで読んでいたけれど、10数年以上経った 今読んでも23歳の岡野玲子に、私は負ける。 完敗。 陽平くんのお山ライフのカタルシスが気持ちいい。 「そもさん(漢字が出ないよー)!!」 「説破!!」< ...さらに詳しい情報はコチラ |