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わたしたちの好きなもの (BEAM COMIX)価格: 798円レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 白眉は河井克夫原作の表題作。傑作である。
「ちぬちぬとふる」(上野)「なぎ」(しりあがり)は本人が描いた方が面白くなった気がするがどうか。
それだけ原作を書いた漫画家にワンアンドオンリ?の個性があるということだが。
マンガの短編集は一般的にはその作家のファンだけが買う傾向があるが、広く読まれて欲しい一冊。
諸星、大友の短編集のように末永く親しまれることを願う。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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ゲロゲロプースカ (BEAM COMIX) (BEAM COMIX)価格: 1,890円レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 コミックやアニメは日本が世界を牽引してきたので日本ほど高度な漫画は世界にない。
そのため日本独自にして唯一の文化といえる。
日本人は自国に対して自虐性があるので、外国で認められなければ自分に気づけないという
悲しいさがだが‥
もし漫画が世界中で創られていれば、本書は「文芸作品」や「芸術作品」の部類になるだろう。
人間である以上、誰の課題でもある「生と死」が本書のテーマである。
読む人、読む時によって感想はそれぞれだろうが、私もまた時を経たら改めて読んでみたいと思う。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
流星課長 (Bamboo comics)価格: 999円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 月に一度くらい、「ああ、そうだ『流星課長』買わなきゃな」と思い出して膝を打つ私です。十年ほど前友達んちでこれ借りて読んで、あまりの面白さに悶絶死しそうになったもので。彼女の家で『ヒゲのOL』とか『白いガクラン』とかその他いろいろ読みましたが、なんといってもこの流星課長の「電車内席取りバトル」に敵うものはなかったのでした。ああ、くるしい。
とにかく一度しか読んでいないので定かではないのですが、この課長さんが眼鏡を光らせながらまさに「流星のような」スピードで、オバタリアンどもを蹴飛ばしながらシートをゲットする、そのくだり、その画力のたしかさにやられてしまった記憶がありま ...さらに詳しい情報はコチラ |
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おじさんは白馬に乗って価格: 2,100円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 高橋源一郎さんのエッセイ100本を集めたものです。テーマはこの人らしく多岐に渡りますが、長年の読者にはこのヴォリュームと相俟って、よく言えば集大成といったところでしょうか。読みごたえがあってたいへん面白かったのですが、やや冗長に過ぎるきらいがなきにしもあらずでした。次は、扱われた本自体の面白さをあまり保証はしないものの、エッセイと読めば楽しい氏の書評が読みたいです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
オヤジ国憲法でいこう! (よりみちパン!セ)価格: 1,260円レビュー評価: 4.0 レビュー数:13 ほんとにそうなの!!とオヤジ&オバサンはうなずく内容。
痛々しい青春まっただなかの「ヤング」には
ぜひ読んでもらいたいけど
わかってはもらえないかもね。
しりあがりさんや祖父江さんもその辺は重々承知と思う。
でも、もしや?こんなことなのか?と
ちらっとでも思ってもらえることを願って、書いたんじゃないかな。
オヤジたちの「愛」が「ヤング」の胸に届きますように! ...さらに詳しい情報はコチラ |
オーイ・メメントモリ (MFコミックス)価格: 1,260円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 「メメントもれ」瀕死のエッセイストが日頃死を想うことのない
現代の私たちにさまざまなメッセージを放っています。
しりあがり寿らしいてきとうなタッチの絵とくだらないけど
吹き出してしまうギャグの中に、死や死後の世界を連想するような
不思議な世界。
人間をネタに寿司を握る魚などなんとなくゾッとして印象に残る場面が
多々あります。
日頃の生活から抜け出してメメントもりたい方にお勧めの一冊です。
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