風と木の詩 (第2巻) (白泉社文庫)価格:
610円レビュー評価:
4.5 レビュー数:2
第一巻にくらべ、第二巻ではジルベールの脆い部分がいくらか露呈する。
オーギュに合えない悲痛と激情に身を焦がし、精魂尽き果てベッドに座り込む
彼の姿はやつれきっており、傷つきやすい少年にしか見えない。
オーギュに愛を求め、裏切られ、心の均衡を保てなくなったジルベール。
そんな時でさえセルジュやブロウに「抱いて」欲しいと迫る姿は惨めとしか言いようが無く
傲慢な態度が板についている彼とて所詮は一介の人間であり、愛の乞食であり、悲しい
道化に見えてくる。底なし沼に落ちてゆく様なジルベールに反して、セルジュの学園生活は
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