夏子の酒 (6) (講談社漫画文庫)価格： 798円レビュー評価： 4.0 レビュー数：1 日本酒作りを米からお酒になるまで丹念に物語とした傑作です。本作は連載開始が約20年前。本作の影響もかなりあったのであろう、現在の若い蔵元たちの努力により、本物の日本酒達が店頭に並んでいる。悪酔いする、頭痛がする、等の負のイメージがこれらの本物達により払拭され始めている。本作でも描かれているが、作り手のみだけでなく、販売者の努力も見逃せない。気分の良い酒屋さんが山形（市内ではない）にもある。これらの総合力により日本酒は山を登りはじめているものだと思う。
作品に対してはそれぞれの意見もあろうが、天才が作品を生み出す際の苦悩、というものがチョット鼻についた、くらいで総合力は高得点である ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
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奈津の蔵 (2) (講談社漫画文庫)価格： 630円レビュー評価： 5.0 レビュー数：1 この時代の女性がどのような状況だったのか、酒蔵という特殊ではありますが当時としては身近であったろう環境を通して伝えてくれる作品です。もちろん主人公である奈津がメインの話ですが、夫の酒作りにかける件の話も読み応え充分です。近代化(機械化)される以前の「酒作り・米作り」がいかに大変な事か、そして当時の女性がどのような立場にいたのか、色々な事を教えてくれいます。「夏子の酒」と対になる作品ですので、是非2作品併せて読んでみて下さい。 ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
蔵人 1 (1) (ビッグコミックス)価格： 530円レビュー評価： 5.0 レビュー数：4 この漫画は連載のほうでずっと読んでましたが、つい最近、６巻までまとめて買いました。その感想を。
やっぱりすごくいいです。心とチカラのある、今では数少ない良質の漫画の１つだと思います。
ともすれば重くなりそうなテーマを、軽い笑いを絡めながら読者に語りかける匙加減が絶妙です。
この漫画のキャラクターたちは、酒を飲んだ時、その味についていちいちボキャブラリー豊かな解説をしたりはしません。ただ「うまいです……」と言うだけ。でもそれがかえってリアルで、その表情から酒の旨さが十分に伝わってきます。大して酒の飲めない私にすらです。
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蔵人 2 (2) (ビッグコミックス)価格： 530円レビュー評価： 5.0 レビュー数：1 この巻は、ヒロインせつが日本酒を知る戦いの巻です。
今まで素人だった せつが、どんどん日本酒の魅力に飲まれていく様が良く分かります。
食事との相性を考えたり、お燗する温度に気をつけたりと、毎日の微妙な変化が上手く書けています。
さすが、尾瀬先生！
また、主人公クロードにも戦いが訪れます。観光ビザで来日しているクロードの就業ビザ取得の前に
立ちはだかる日本の法律。日系３世までしか取得できないのは知りませんでした。
そんな困難にも上手い話で筋を通していて納得の一巻です。 ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
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蔵人 3 (3) (ビッグコミックス)価格： 530円レビュー評価： 5.0 レビュー数：1 いよいよ酒作りの真髄ともいえるシーンが登場です。
タイトルの通り、クロードは苦労しまくります。
日本語の勉強もそう、蔵の仕事もそうですし、ましてや米作りでも苦労するとは。
読んでいるうちに、苦労することを忘れている自分が見付かりました。
異邦人が日本酒作り、ただでさえ文化の違う日本での生き様はさぞや大変でしょう。
なのに、そこまでできる苦労を背負ったクロードの心境はいかなるものでしょうか。
それとは違うセツの気持ちもよくあらわされています。
日本酒。それは奇妙で神妙に ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
夏子の酒 【コミックセット】価格： 2,890円レビュー評価： 4.0 レビュー数：1 蔵元の娘である夏子は東京で夢を追いながら仕事をしているが、まぼろしの米を使って日本一の吟醸(日本酒)を造るという兄の遺志を継ぐために実家に帰ってくる。絶対的な利き酒の力を持つ夏子が酒造りのために人とかかわりながら進む人間ドラマはおもしろい！読む人の感情も動かされます。昔、ドラマにもなっていて、上の世代はけっこう知っていると思いますが、知らない人にもかなりおすすめ！僕の家では家族みんな何度も読んで熱く語り合いました。 ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
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尾瀬の森を知る ナチュラリスト講座―知られざる南尾瀬の大自然価格： 1,890円レビュー評価： 4.0 レビュー数：1 尾瀬から南側の山林は，東京電力の所有地．かつて，発電用ダムの建設計画が立ち上がったが，反対運動で計画が止まり，その名残でいまだに東電の管理となっている．しかも，尾瀬沼周辺に比べて比較的人が入っていなかったため，その植生は研究対象としては非常に興味深いと聞いたことがある．
東電は，調査団を組織し，この貴重な植生の調査を2002年より行ってきたが，その成果がこの発刊となった．
森がどのように成り立ってきたか．単に日照や土の保水力・土質だけでなく，岩の節理の方向など，様々な要因が加味されて，林相を作り出している．大清水に向かう道路沿いに，人工的に植えられたカラマツが聳え ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
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