龍 40 (40) (ビッグコミックス)価格： 530円レビュー評価： 4.0 レビュー数：1 広大な大地にての秘宝をめぐる戦いがクライマックスを迎えます。
日本、中華、蒙古、またそれらの混成部隊等が争い、龍（主人公）の部隊は次々と仲間を失いながら満州国・甘粕のもとへ着く。
時代背景のリアリティと当時の国家間の思惑、陰謀が絡み合う中で翻弄される人間の描写。民族同士や仲間うちでの殺し合いの場面には、作者の殺伐とした現代社会へのメッセージを感じます。
龍の運命は、秘宝の行方はどうなるのか？そしてなにより大陸（満州）に残された者たちは終戦へむけてどうなってしまうのか。
あの大戦を知りたい日本人なら必読ものですね。 ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
龍(RON) (36)価格： 530円レビュー評価： 5.0 レビュー数：2 このシリーズを読み始めたのは１０年以上前です。初めに感じたのは仕事の丁寧さ。１ページ１ページ仕上げるのに何時間かかっているのだろうと感心したものです。今回は特高の日蔭、押小路龍の武専での同級生石川雄大中尉が登場します。話も日本海軍が徹底的に負けたマリアナ沖海戦のあたりで龍の叔父押小路卓麿も敗戦を予想し小鈴に帰国をすすめています。さすがに物語りも大詰めになってきました。それでも初めて読む人には第一巻から読んでみることをお勧めしたい。 ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
|
六三四の剣 (9) (小学館文庫)価格： 700円レビュー評価： 5.0 レビュー数：1 全10巻の第9巻目。
六三四の剣の中で、最も好きな巻になりました。
夏木（母）がかっこよすぎます！
母も剣道を再開、全日本女子剣道選手権に出場します。
今まで出てきた女性剣士が大集合と言った感じのオールスター戦なのですが、
その中でも母の奮闘振りは感動ものです。
自分の過去を重ねながら戦い続ける、
そして、再婚という新しい生活への踏ん切りをつけるために戦う姿は、
漫画といえども、その生き様に共感せずには得られませんでした。
今まで ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
|
六三四の剣 (10) (小学館文庫)価格： 700円レビュー評価： 5.0 レビュー数：2 全10巻の10巻目、最終巻です。
最後まで見た感想ですが、修羅の心の葛藤と成長が最も心に残りました。
勿論、主人公は六三四で、その成長や家族愛というところに主眼が置かれていたのですが、
六三四の影にはいつも修羅が見え隠れしていました。
やはり良い物語には良いライバルが必要、ということを強く再認識させられました。
この漫画ならあと数十年は読み継がれていく本だと思います。
剣道好きのお子様がいるご家庭には全巻揃えても損は無いでしょう。
全巻読んで良かった！ま ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
|
|
六三四の剣 (8) (小学館文庫)価格： 700円レビュー評価： 4.0 レビュー数：1 全10巻の8巻目。
剣道で二刀流というどこかで聞いたことがあるような話から始まります。
（もしかするとこのストーリーが色々な剣道漫画での初出か？）
東堂（父）と修羅との闘いがまさにこの巻の山場。
竹刀ではなく木刀での真剣試合、この気迫を描ききる作者に脱帽です。
六三四は山で修行中。
滝から流れてくる流木を避けながら切り裂いていくという修行は、
まさに六三四ならではといった感じ。岩手の虎というだけあります。
この辺は、修羅とのキャラクター設定上、大きな違いで ．．．さらに詳しい情報はコチラ |
|
|
|
六三四の剣 (2) (小学館文庫)価格： 700円レビュー評価： 4.5 レビュー数：4 全１０巻の２巻目。
全体として、父親である栄一郎の話がメインです。
全体として思ったことは、画が上手です。
面で顔のおおよそは隠れてしまっているのですが、
気迫というか鬼気迫る雰囲気が多分に伝わってきてぞくぞくします。
コマ割りも大胆で見ていて飽きません。
六三四と修羅の性格が全く正反対なのも見ていて興味をそそられます。
登場人物ひとりひとりの個性が立っているのは作者のすごい点、
先に先に読んでいたくなる焦燥にかられる、勢いがある一冊です。
．．．さらに詳しい情報はコチラ |
|
