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わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)価格: 650円レビュー評価: 5.0 レビュー数:10 汐の声について
怖い怖いという口コミ先行で実際見るとはー?みたいな典型。
怖いといってる人は多分小学生の時に読んでその印象を言ってるのだと思います。
子供の時は何でも怖いのですが年食うとなんも怖くなくなる。
オヤジになって初めて読みましたが全然怖くない。
山岸の絵は軽いので元来怪奇向きではない。
松井顔少女が怖いという評判ですがこの絵のどこが怖いの?と聞きたいくらいだ。
少女の首がモブシーンにさりげなく書かれていて後でぞっとしたとか言う人もいますが、
読みきりで漫画書いていればラスト描いた後に手品 ...さらに詳しい情報はコチラ |
神かくし (秋田文庫)価格: 630円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 江戸時代(だと思う)の地方の藩でおこった神隠し。子守りがちょっと目を離したスキに、まだ小さな男の子が行方不明になってしまう。12年後、江戸出仕から4年ぶりに故郷に帰ってきた男の子の兄に、神隠しの事件の謎が迫ってくる。時を経て、二人は巡り会うことがあるのだろうか? 噺家の話す人情話のような人情・因縁・復讐の物語。不可思議な神隠しよりも、人間のほうが恐いということなのかな? 表題作を含め5作品が収録されています。「負の暗示」は、実際にあった有名な事件、津山30人殺しの犯人像を描いています。事件をおこすまでの、青年の次第に屈折していく心の動きが詳細克明に語られていて、やるせなさ、救いのなさ ...さらに詳しい情報はコチラ |
日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)価格: 590円レビュー評価: 5.0 レビュー数:6 聖徳太子の半生涯を描いた漫画。
史実に忠実に。作者が丁寧に歴史漫画の掟を守っているのが分かります。
その上で山岸凉子さんらしい、スパイスが満遍なく降りかかっています。
女嫌いで超能力者な聖徳太子、に何故これほどまで惹かれるのか。
聖徳太子という歴史の偉人の弱さも強さも共感出来るように作ってある大胆な設定。1コマ1コマが日本画のように美しい絵。
話の作り、絵、どれをとっても素晴らしいです。
初めて読んだのは小5のときだったので、政治の話や王子の恋愛話などやや難しく感じていました。その後も何度となく読み返し、面 ...さらに詳しい情報はコチラ |
日出処の天子 (第6巻) (白泉社文庫)価格: 590円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 山岸涼子さんの「日出処の天子」は繰り返し読んでも新たな発見等があり飽きる事がありません。日出処の天子はクライマックスに賛否両論あり終盤より物語前半が好きと言う友人もいますが、私はこの6巻が一番好きです。無機質だった王子の人間味あふれる部分が数多く見られます。もしかしたらこの女性とうまくいくかも?と物語の展開にどきどきさせられました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)価格: 590円レビュー評価: 4.5 レビュー数:18 内容はもう書くまでもない、傑作だということだけ言っておけばいいようですな。
私ははるか昔、中学に入ってすぐからはまり、リアルタイムで読み続けた。で、ラッキーなことに、うちの中学校はお決まりの奈良・京都の修学旅行の日程が物すごく珍しく、奈良は大きなところは法隆寺と大仏だけ、あとは明日香をグループで回るという、私にとって美味しいコースだったのだ。いやー楽しかった楽しかった。今はきれいに整備されてしまっている石舞台なんかも(そこがゴールだった)、まだそのままの荒々しさが残っていて、馬子さんのあのおっさん顔が浮かんで、そうか彼の墓かとニヤニヤしていた私は、周りから見たら相当おかしなヤ ...さらに詳しい情報はコチラ |
牧神の午後 (MFコミックス) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 私はバレエを見に行ったこともないし、ニジンスキー・バランシンの名前は知っていたけど、程度の前知識です。
「牧神の午後」では、ニジンスキーを通して「天才」とはなにかを、やはり後世に名を残す振付家ミハイル・フォーキンを語り部としてつづっています。
若い頃の努力といったところはあまり描かれません。衝撃的なデビューを果たしてから神経衰弱を発病するまでがこの作品の時間です。
頂点に立つにはもちろん努力・運・もって生まれた体などいろいろな要素が必要でそれら全部を含めて「天才」といえるでしょう
しかし一点集中式な天才が日常生活に際してみせる奇矯さ、それを羽を ...さらに詳しい情報はコチラ |
ブルー・ロージス―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)価格: 650円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 傷つくのがこわくて男性と向き合えない黎子(たみこ)が、一人の男性に愛され成長していく様を描く表題作(’91)。 チェルノブイリ原発事故から原子力の是非を問い、太陽神アポロの日輪の馬車を人間の分際で操ろうとし、あげく広大な土地と人々を焼き払ったおろかなパエトーンの寓話になぞらえた「パエトーン」(’88)。 イラストレーター聡子が、自身のイラストから抜け出たような可憐で美しい異母妹を引き取ることからおきる不協和音と次第にあらわになるその正体を描く「星の素白き花束の」(’86)。 会社帰りの夕暮れにどうしても自宅にたどり着けない女性の運命を描く「化野(あだしの)の・・・」(’82 ...さらに詳しい情報はコチラ |
月読―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)価格: 650円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 日本神話と、ギリシャ神話からモチーフをとった作品からなる短編集です。日本神話からの作品群は、「日出処の天子」の連載からしばらくの間、描かれており、また、ギリシャ神話からの作品は、「妖精王」連載のころになります。
「天沼矛」(あめのぬぼこ) 1986
夜桜舞う夜の闇に住まう神と少女との恋を描く“夜櫻”、離婚歴のある男性との結婚を間近に控え、幼い頃の桜にまつわる思い出をふと思い出す女性の話“緋櫻”、療養所に入院中の二人の少年のふれあいを描く“薄櫻”の三話から成るオムニバス形式で、桜にまつわるエピソードが語られます。
「木花佐久夜毘売 ...さらに詳しい情報はコチラ |
パイド・パイパー (MF文庫)価格: 580円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 日出処の天子、アラベスク。
美しくも哀しい世界を描く華麗なマンガ家。。。
の裏の顔が、、これ。恐怖シリーズです。
「マンガ家のであった怖い話」みたいな特集で、作者とそのアシスタントさん達がであった話をまとめてて、それがすごーく怖かったのを思い出します。
星が4なのは、怖いのがだめな人はダメだからw
とはいえスプラッタとか残酷とかではないのです。
この方の作品を読むと。。
恐怖とは、自らを恐れる心の鏡なのだ、とよくわかります。。
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