花男 (2) (Big spirits comics special)価格: 900円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 夏の初め。花田茂雄少年は突然母から父と一緒に暮らすように言われる。 そしてその父とは、いい年のおじさんでありながら 巨人に入団することを夢見るという変人。さてどうなる茂雄少年の人生!? 全巻を読み終えて、気がついたら大泣きしていた。 『花男』はそんな泣くような作品ではなくて、 むしろ花男と茂雄のコントが面白くて笑ってしまうほどなのに、 胸がいっぱいになって泣いてしまった。こんなオヤジさん。マジ欲しい。 人生って、本当に親子のキャッチボールで、この世の中、 教科書に載っていないけれど大切なことが沢山あるのだと本当に感じた。 この漫画は親子ぐるみ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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花価格: 1,680円レビュー評価: 3.5 レビュー数:2 イラストや構図に関してはズバぬけているし、表紙の版画も、味が あっていい。絵に関して言えば松本大洋ワールドそのもの。 しかし、物語は?と言われると……。単純に漫画よりは絵本に近いと思う。 1600円という値段も、装丁を観る限り納得できるけど、 内容の方には……という感じです。この値段をどうとるかですね。 松本大洋氏のファンなので迷わず買いましたが……。 個人的には、あまり楽しめませんでした。 しかし、絵は、素敵です。本当に。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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ナンバーファイブ―吾 (4) (Big comics ikki)価格: 860円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 待望の第4巻。 3巻が作者の独壇場過ぎたため、不安だったが、結構良かった。 人類の行く末という壮大なテーマを、精神的な面から描く未来幻想コミック。 この巻で、ようやく物語の全貌がほの見えて来ます。 我々は、武器を捨てることはできないのか。 異世界のような非現実的な世界観でありながら、現実に警告を鳴らす。 漫画史に残る予感をさせる、この作品を現在進行形で読めることは幸せだと感じました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス価格: 1,155円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 劇の方は観ていないので、読後の印象だけですが、「花」は「Go Goモンスター」に似ていると思いました。感受性が鋭いがゆえに社会性に欠ける「天才」肌の少年が、完結した自己世界を抜け出るか否か。他の松本作品にも通じるテーマがここにも色濃く出ています。完成度の高い漫画であるのは言うまでもありません。 反対に「メザス〜」は文章作品で、登場人物も大人の男性陣に女性二人、従来の松本作品とはまた一味違う世界でした。台詞回しや掛け合いなどには、松本節が感じられますが、脚本仕立てというのもあり、渋い話だと思います。「青い春」のような、反転した上でのユーモアやざらりとした質感が感じられました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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こどものころにみた空は価格: 1,365円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 工藤直子は優れた作家だと、本当に思った。 言葉の小気味良いリズム、拙いようで、実は完全に空気を描ききれる、最低限の言葉を選ぶ。 切実に親を求める気持ちと、立派にならなきゃ、という誇り、それらの同居する微妙な年頃の子供の心理を、本当に美しく描いてくれました。 子供が読めば、きっと、言葉の「素直な使い方」が分かるでしょう。 そして、素直な言葉はみんなの心に届くのだと気付くでしょう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
ナンバーファイブ―吾 (3) (Big comics ikki)価格: 860円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 遂に妖術使いの双子「ナンバー死(フォー)」との対決を向かえた「ナンバー吾(ファイブ)」。しかし、彼に戦いを指南した男の超長距離射撃銃「ジャガー」の銃弾が、その双方を狙っていた…。 松本大洋氏独特の手法で綴られる魅惑の異世界ワールドは、今回もゲーム等によく登場するアニメ顔と予定調和のストーリーにうんざりしていた僕の心をガッチリと捕らえてくれました。 本棚に置いても格好悪くない大判のアートな総丁なので、全巻揃えるぞ〜! ...さらに詳しい情報はコチラ |