ほんまにオレはアホやろか (新潮文庫)価格: 460円レビュー評価: 4.5 レビュー数:10 1978年・ポプラ社版→1998年・社会批評社版→本書。
水木しげるの自伝である。少年時代から学生の頃、戦争中、紙芝居の時代、貸本へ、鬼太郎のヒットと時代順に書かれている。
読んでみると、ただただ苦しい生活という気がする。どこの学校に行っても長続きせず、兵隊としても酷い目に遭う。紙芝居や貸本は書いても書いても金にならず、日の当たらない年月である。ところが、それが妖怪ブームの到来によって、40歳を過ぎて爆発的ヒットに恵まれるようになるのである。すごい人生だ。
つらい日々のなかにも、ひょうひょうとしたところがあるのでホッと出来る。
いい ...さらに詳しい情報はコチラ |
ゲゲゲの女房価格: 1,260円レビュー評価: 4.0 レビュー数:9 ガキ大将タイプで人の言うことを聞かず我が道を行く夫。
どんなに貧乏でも夫に文句を言わずついていく女房。
共に生命力の強さを随所で感じる。タフである。
「終わりよければすべてよし!」という著者の言葉は前向きで明るい。この人はどんな人生の終わり方でもそのなかに幸せを見出して「終わりよし!すべてよし!」と言える人なのではないかと思う。
幸せな人生を送るコツが自然体で語られた本である。
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水木しげる 世界の妖怪大百科価格: 1,050円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 子どもの頃持っていた本。捨ててしまい後悔していましたが、
求めやすい値段で復刊され、感動です。
絵がとってもいい。見ているだけで妖怪世界に
どっぷりと浸ることができます。控えめな説明文が、
かえっていろいろと空想をかき立てさせてくれます。
「見つかったら命を奪われる」なんていうコワーイ妖怪や
日本の座敷童みたいな妖怪、悪魔の力を持ったすごそうな妖怪など
何回見ても飽きません。
子どもの頃は読み飛ばしていた章間の文章ですが
地域ごとの妖怪の特徴が ...さらに詳しい情報はコチラ |
ゲゲゲの鬼太郎 3 少年マガジン/オリジナル版 (3) (講談社漫画文庫 み 3-7)価格: 800円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1
本書は「少年マガジン/オリジナル版 ゲゲゲの鬼太郎」全五巻の三冊目です。
全68話のうち21話を収録しています。全体の3割をしめています。
第三巻は毎回の表紙から、テレビ放映に向けて盛り上がっていく様子を楽しめま
す。「テレビ化決定」の文字が、第二巻最後の「電気妖怪」の表紙に登場しまし
た。本巻でもそれがつづいたあと、「おりたたみ入道」から「テレビ放送中!」
の文句に変わります。このような楽しみ方ができるのも本シリーズの特色です。
また本書からこの時期の、読みきり重視の方針を確 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪パーフェクトBOOK価格: 1,000円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 表紙を見ると最新TVシリーズの関連本と思われる方も多いでしょう。
でもTVアニメに関連しているのは、巻頭のカラーページのみです。他は水木先生の妖怪画集となっています。
有名どころは勿論紹介されていますが、やや馴染みの薄い妖怪も幾つか見受けられます。
オバリヨン、しらみゆうれん、セコ、ダキ、センポク・カンポク、たたりもっけ、衝立狸、ペロリ太郎、行き逢い神、いそがし等々
尚、本書での「のびあがり」はアニメでお馴染みのデザインではなく、人型の妖怪となっています。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
鬼太郎と行く妖怪道五十三次価格: 2,310円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 水木先生と歌川広重、時代を超えたコラボレーション。
広重というと僕なんかは安藤広重っていうイメージですが、浮世絵師としては歌川広重が正しいらしい。
で、その代表作「東海道五十三次」をモチーフに、水木先生が各宿場を「妖怪道」として再構成。
江戸時代の木版画技術を再現して描いた水木版「妖怪道」は広重版「東海道」に勝るとも劣らぬ美しい色彩でもって、宿場の光景を再現している。
そして妖怪たち。
おなじみの妖怪たちではあるが、見事に構図に溶け込ませ、アクセントをつけて登場する。
その数、二百数十種。
「こ ...さらに詳しい情報はコチラ |
水木しげる鬼太郎大百科価格: 1,050円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 鬼太郎の全てを知っていたつもりでいてもこの本を読めばさらに意外な鬼太郎の秘密が分かる☆鬼太郎と鬼太郎の仲間の能力の秘密や鬼太郎の好物や暮らしの秘密までいろいろな秘密がこの一冊に収まっている。鬼太郎の漫画を読む前にこの本を読んでから読むとさらに面白い!!これはオススメ(^ω^) ...さらに詳しい情報はコチラ |
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今昔物語(下)―マンガ日本の古典 (9) 中公文庫価格: 620円レビュー評価: 3.5 レビュー数:4 『今昔物語(下)』は「マンガ日本の古典」の第9巻として1996年に刊行されました。 12作品が収録されています。 上巻と同様、怪異譚、エロチシズム、スカトロジーなど、筆者の趣味が作品の選択に反映 されています。原典の初出順に話が並べられているわけではないので、本書から読んでも さしつかえないと思います。「あとがき」がある分、こちらの方がかえってよいかもしれ ません。「あとがき」では『今昔物語』を手がかりに、幸福について語っておられます。 原典は12世紀に成立していますが、本書には平安期の闇といったものをいささかも感じ させません。たとえば諸星大二郎さんが ...さらに詳しい情報はコチラ |
墓場鬼太郎 (3) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-9))価格: 780円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3
本書は三洋社版「鬼太郎夜話」全4集のうち、第三集「水神様が町へやってきた」と第四
集「顔の中の敵」を収録しています。本シリーズの特色は、原本のカラー頁を再現してい
ることです。
【水神様が町へやってきた】
本作は、鬼太郎が生活のために請け負いで妖怪から借金をとりたてる話です。森協とい
う金貸しが三十年前、「物の怪」と「水神様」に千円を貸しました。それが利子をあわせ
て一千万円にまで膨らんでいる。そこで彼らを捜し出して、借金を取り立てたい。鬼太郎
は、取立分の一割が報酬という約束 ...さらに詳しい情報はコチラ |