東京大学物語 【コミックセット】価格: 1,000円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 「東京大学物語」は頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群の村上直樹が主人公。とにかくこの村上直樹という人物はある意味、日本漫画史上もっとも「凄い」人物。この漫画の見所はまず、この中村の「思考」そのもの。誰もがみとめる天才だけにプライドも人何倍か高く、神経質なために何事も深く考えずにはいられない。常に他人の目をきにしているからどんどん妄想にはまりこんでいくが、その思考の方向と仕方、スピードが断然常人を飛びぬけていて面白い。どんどん泥沼化して失敗し、同じことを繰り返し、どんどんあらぬ方向でギャグ漫画していく・・・。そして話はどんどん大人向け漫画っぽくなっていき、誰もがどこにこの漫画が向かっているのかわ ...さらに詳しい情報はコチラ |
家畜人ヤプー(4) (バーズコミックス)価格: 620円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 5年前、原作を手に取り、江川作品では3巻中盤あたりになる箇所で、ギブアップした経験があります。腐った物でも食べたような、肉体的な不快感を体験したのを思い出します。 日本屈指のマンガ絵師である江川達也氏は、原作の世界を見事に「江川ワールド化」して、精神的な免疫力の薄めな私をも、そのエンターテイメント性により、作品世界に引き込む事に成功しました。 肉感的で成熟した臀部と太ももに、フェティッシュを持つ私には、江川作品のスレンダーな女性(乳房は見事だが)は、少々物足りなく残念ですが、「美」と「醜」を描き分ける、江川氏の画力とバランス感覚は、やはり見事です。また、作品全体を包んでいる ...さらに詳しい情報はコチラ |
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日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第16巻) (ビッグコミックス)価格: 530円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 16巻は引き続き「黄海海戦」の様子が描かれています。 戦場のシーンが始まってから特に感じるのですが、江川達也さんは、エンターテイメントとして楽しむことができる範囲内で、現実を過剰に単純化してしまうことをできる限り避けている、という印象を強く受けます(もちろん江川達也「作」の日露戦争「物語」であることは間違いないのですが)。軍人を英雄に祭り上げたり、あるいは逆に悲惨さばかりをフレームアップしているというような情緒的飛躍を感じる場面がほとんどないのです(これは、感動的でないという意味ではありません)。 戦略があり、戦術があり、意図どおりの結果があり、(良くも悪くも)意図せざる結 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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東京大学物語 32 (32) (BIG SPIRITS COMICS)価格: 530円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 「東京大学物語」は頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群の村上直樹が主人公。とにかくこの村上直樹という人物はある意味、日本漫画史上もっとも「凄い」人物。この漫画の見所はまず、この中村の「思考」そのもの。誰もがみとめる天才だけにプライドも人何倍か高く、神経質なために何事も深く考えずにはいられない。常に他人の目をきにしているからどんどん妄想にはまりこんでいくが、その思考の方向と仕方、スピードが断然常人を飛びぬけていて面白い。どんどん泥沼化して失敗し、同じことを繰り返し、どんどんあらぬ方向でギャグ漫画していく・・・。そして話はどんどん大人向け漫画っぽくなっていき、誰もがどこにこの漫画が向かっているのかわ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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スピリチュアル・セックス価格: 1,680円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 漫画家・江川達也によるセックス指南本(?)。
とは言っても、テクニックではなく、精神的なこと、特に自分をさらけ出すこと、相手への思いやりについて綴られており、男女ともに頭の片隅でわかってはいるけど、なかなか実践できないことを優しく推し進めてくる感じです。
イラストもあり、ササっと読めてしまう作りですが、その分、ズシンと来るワードがいくつも見つかりました。
ああ、絵もエロくって、読み終えて本を閉じたら、無性にしたくなってきました(笑)。
なんだかんだ言って、江川達也の作品、発言には感銘を受けてしまいますね。
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日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第7巻) (ビッグコミックス)価格: 530円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 「日露戦争物語」 は2001年からビッグコミックスピリッツに連載された風変わりな英雄譚漫画。主人公は日露戦争の日本海海戦において作戦参謀をしていた秋山真之海軍中佐。秋山真之氏は実在の人物。東郷平八郎司令長官のもとで作戦参謀として日本海海戦を勝利させた人物で丁字戦法、「本日天気晴朗なれども波高し」の名文は有名。その秋山真之の生涯を描き、人の成長とは、学ぶこととは、考えるということの本質は・・・といろいろ考えさせられる、好作漫画。その本巻、幸田露伴に作品を持ち込んだのぼサンを中心に描かれていく。結核を患い残された時間を精一杯生きるため、東大を中退までしたのぼサン。言葉で日本を守ろうとするのぼサン ...さらに詳しい情報はコチラ |
日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第12巻) (ビッグコミックス)価格: 530円レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 不覚にも主人公の秋山真之についてほとんど知識がなかったが(『坂 の上の雲』も未読)、そんなことはまったく関係なくストーリーに入っ ていけた。何しろ6歳からこの人物を、作者独自の視点で書ききってい くわけだから、いやでも人物像が固まっていく。 それにしても歴史上に名を連ねる、日本人なら誰でも知っているであ ろう人たちがここまで生き生きとした人間としてよみがえってくると は・・あらためて作者の筆力、そして漫画という媒体に恐れ入る。 とにかくこれは作者の明治人に対する憧れと敬意を強く感じる作品 だ。そしてその感覚にはかなり共感できるし、その100年後 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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