クロサギ 2―戦慄の詐欺サスペンス (2) (ヤングサンデーコミックス)価格: 530円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 詐欺師になった黒埼と検事を目指す氷柱。2人とも憎むべきは法律の知識に乏しい人を食い物にする悪。だけど検事は法律(合法)の範囲でしか人を助けることができない。黒崎は、法律を超えて自分の心に従って人助けをする。そんな黒崎を遂に氷柱は認める。
法律の限界。規則に縛られた警察に限界があるから、極道のしのぎが成り立ち、クロサギを頼る人が存在する。世の中、必ずしも「法の遵守=正義」とはなっていない。「公務員=正義」という幻想は、近年の官僚の失態を見れば分かるように、とうの昔に消えてなくなっているのだろう。だけど、詐欺師から我々を守ってくれるものは、やはり法律であり、警察なんだよなぁ。あれこれ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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クロサギ 7―戦慄の詐欺サスペンス (7) (ヤングサンデーコミックス)価格: 530円レビュー評価: 4.0 レビュー数:4 小額訴訟の詐欺やネット詐欺「フィッシング」は、結構手がこんでいるので、騙されないためにも、知識として入れておきたいところ。
本作品中に「ちょっと法律の知識があれば騙されないのに..」という台詞があるが、逆にいうと、全く法律の知識がなければ、全く悪いことをしていなくても、裁判所からの通達に誤った対応をしてしまい、取り返しのつかないことになることも...
この7巻は必見! ...さらに詳しい情報はコチラ |
ドクター・アダー (ハヤカワ文庫SF)価格: 632円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 文句なしにおもしろい。 文句なしに危険。 この小説の与える「衝撃」はあなたの予想を 遥かに超えて襲ってきます。 発表された年度、経緯、推薦者、そして壊れ方。 すべてがあなたの常識の範疇では納まりきらないのを知るでしょう。 全ての人にはお薦め出来ませんが、この書評を見たあなたは 読む運命にあるのかも知れない。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)価格: 945円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 サイバーパンク的SFシリーズ、2作目です。
この作品は「ニューロマンサー」よりは読みやすくなっていますが、
やはり完全に物語の真意を汲もうとするのは難しいです。
3つの視点から物語は展開していくのですが、
この3視点のつながりが明確に出てくるのは本当にラストのほうなので
下手をすると読み終わっても???になる可能性があるかもしれません。
それでも、サイバースペースに入っていくときの没入(ジャック・イン)
パンチ等の行為は見て新鮮でもありますし、
やはり前作同様、ラストは ...さらに詳しい情報はコチラ |
ソフトウェア (ハヤカワ文庫SF)価格: 630円レビュー評価: 4.0 レビュー数:3 軽いのりのスチャラカ話と思っていましたが、意外とシリアスです。
人間の人格をソフトウェアに置き換えるというアイデアは、出版当時は分かりませんが、現在は広くSFネタで使われているので、目新しさは余りありません。
しかし、地球と月世界、人間とロボットの確執を背景に、スピード感たっぷりに描かれる世界は、老いや死に対する寂寥感を味付けに、独特の味わいで読んでも損は無いでしょう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |