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蚤の王―野見宿禰 (中公文庫―コミック版)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 この本は安彦氏の古代ものシリーズの一冊である、それは確かです。
しかし、なんというか、ほかのナムジだの神武だのに比べると、
全体として軽やか、かつ、何とも言えずすがすがしい良くできた一冊になっています。
歴史物として前知識としての重厚な背景を知らなくても、
純粋にマンガとして、ストーリー物として、実にさわやか、かつ面白いですよ。
何というか、人間描写が絶妙なんですよ。
些細なシーンの描写が、えも言えぬ情感をこみ上げさせるというか…
余り知られていないこの一冊ですが、
安 ...さらに詳しい情報はコチラ |
愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III ランバ・ラル編 (3)価格: 2,835円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 本編はもう、言う事なしに最高です。皆さん書いてますが、紙質も良いし、値が張るものの十分その価値はあります。
実はガンダムはファーストの再放送?を幼稚園児くらいで見て以来、気になりつつ何も見聞きしてこなかったので、いよいよ全てが始まったという本作の漫画化ということで張り切って買ってますが。
が・・・あの帯はどうなんでしょう?別にあの帯の文句がなくても皆さん買うのでは?別にコアファンでも何でもない自分も宣伝文句なしで買いましたし・・・そして表紙も帯を意識したデザインのようで何だか切ない。
そして愛蔵版の巻末寄稿。それぞれ書いている人自体は別に嫌いとかではないの ...さらに詳しい情報はコチラ |
愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN vol.1 始動編価格: 2,625円レビュー評価: 4.0 レビュー数:13 1979年にテレビ放送された「機動戦士ガンダム」はこの29年間、色あせることなく様々な形に変えて生き続けている。
「ダーティペア」や「クラッシャージョー」で有名な高千穂遥氏のアイディアでロバート・A・ハインライン作のSF小説「宇宙の戦士」のパワードスーツを参考に、初の量産兵器としてのロボットアニメが誕生した。
77年にスターウォーズが製作されたことを見ても、70年代後半から全く新しいモノは生み出されていないようにも感じる。
歴史的傑作「ファーストガンダム」を当時のキャラクターデザインを手掛け、数々の漫画を生み出している安彦氏によ ...さらに詳しい情報はコチラ |
愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (2) ガルマ編価格: 2,625円レビュー評価: 4.5 レビュー数:8 そんな価値ある本です。
・安彦氏
・ファーストガンダム
・カラーと紙質(いい匂い)
どれをとっても、文化遺産として保存すべき価値ありです。
デジタル化してDVDで所有したいくらい。
むろん私も単行本、愛蔵本両方買い進めています。
ただ、表紙カバーの出来が、なんとなくピンと来ないんだなあ。
高級感が感じられないのと、絵の色彩が活きない紙、色というか。
表紙カバー体裁は、変更の余地ありかな。
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イエス価格: 2,100円レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 欧州の美術館を巡れば、多くの宗教画を目にします。それらは聖書や福音書等のシーンを描いたものも多いですが、父が自称クリスチャンでありながら、キリスト教に興味をそれ程抱かなかった安彦さんが、聖書や福音書など相当の関連資料を読み込み、
編者ヨハネが「イエスに愛された弟子」とだけ記した弟子にヨシュア(ギリシア語でイエス、確かアリオンの叔父も同じ名前)と名付け血肉を与え、彼の弱くて人間的な生き様を通して、イエスの良心・人物像とそれを通して我々が見出すべき大切な何かを見事に描いています。
あとがきで安彦さんは、本書は「イエスへの共感とキリスト教への批判 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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撃滅! 宇宙海賊の罠 (クラッシャージョウ2) (ハヤカワ文庫JA)価格: 777円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 クラシャージョウの小説第2巻です。
ある稀少な積み荷を運ぶため、ジョウのチームが陰謀渦巻く宇宙へ。
この巻では劇場版で納谷吾朗(ルパン3世の銭形)さんが声を当てた、連合宇宙軍
巡洋艦コルドバの艦長コワルスキー大佐が登場します。(出番は少なめですが、個性はバッチシ!!)
もし台詞を脳内変換できれば、ストーリーの流れが多少面白味に欠ける分を補ってくれるでしょう。
小説第3巻にも続けてコワルスキー大佐が登場しますので、お楽しみに。
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ダーティペアの大帝国 (ダーティペア・シリーズ 7)価格: 1,260円レビュー評価: 2.0 レビュー数:2 …というのがまず読後の感想。
ファンタジー世界を体感できるレジャー施設に潜入捜査するお話の完結編。
前作が面白く感じたのは、語り手のケイがファンタジー世界にあまりなじめず、すぐ素に戻って突っ込んでしまうところで、逆に読んでいる方としては、実際にその場に入り込んだとして、自分だったらどうするだろう?と想像したり共感したりできるところでした。
それが続編ともなるとさすがにケイもなじんでしまって、ダーティペアのファンタジーパロディ、みたいなノリになってしまっていたのが残念でした。
それにユリが「ケイの相棒」で ...さらに詳しい情報はコチラ |
虹色のトロツキー (1) (中公文庫―コミック版)価格: 660円レビュー評価: 5.0 レビュー数:6 「カムイ伝」や「ベルばら」など日本のマンガは歴史物でも傑作を生んできましたが、日本の近代史に取り組んだ作品は多くありません。まじめであろうとすればするほどしんどくなるからだと思いますが、真正面から果敢に挑んだ野心作がこの作品です。日本人、モンゴル人、中国人、ロシア人と、主な登場人物をみただけでも筆者の視野の広さ、見識の高さが伺えます。特に、モンゴルの人たちの視点を強く意識しているところには、歴史を見る眼を開かれた思いがしました。最後まで読んで痛感したのは「俺はアジアの近代史を知らない。特にモンゴルや朝鮮、中国の少数民族の近代史を知らない。そのため日本の近代史もよくわかっていない」ということ ...さらに詳しい情報はコチラ |
連帯惑星ピザンの危機 (クラッシャージョウ1) (ハヤカワ文庫JA)価格: 777円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 我が家の本棚に記念すべきクラッシャー・ジョウシリーズ第1巻連帯惑星ピザンの危機は朝日ソノラマ版、朝日ソノラマ改訂版、ハヤカワ版と3冊になりました。
今回あらためてハヤカワ文庫でそろえることになりそうです。
日本のスペースオペラの原点ともいえる作品です。世界観を共有するダーティーペアシリーズがハヤカワで刊行されているので、こちらに収録されるのは自然な流れでしょうか。全作品順次収録されていくのでしょう。
実のところ、改訂版を読むのが今回ハヤカワ版を購入したのが初めてでして。(上記の通り買ってはいたのですが。)
いやぁ、勢いは ...さらに詳しい情報はコチラ |
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック 角川コミックス・エース価格: 777円レビュー評価: 4.0 レビュー数:10 THE ORIGINは、というか機動戦士ガンダムは、人によって様々に解釈できるドラマ、台詞、表情に溢れている作品だと思います。 それゆえか、ストーリーダイジェストやキャラクターに関する文章の中に、書いた人間の主観というか、思い入れが見え隠れしています。 その辺、「自分のガンダム」を強く持っている方には少し違和感があるかもしれません。 随所にちりばめられた安彦氏や大河原氏の裏話、インタビュー、書き下ろし漫画は素晴らしく、ORIGINファンなら買う価値はあると思いました。 ただ、この構成と執筆陣の手放し感は、ガイドというより、ファンブックって言ったほうが正しいんじゃないかと思 ...さらに詳しい情報はコチラ |