きつねのよめいり (小学館文庫)価格: 630円レビュー評価: 3.5 レビュー数:3 大好きな吉田秋生の短編集。
吉田の作品には、男性同士の微妙な関係(必ずしも性的なものだけではなくって、父と息子や兄弟の関係)をあつかったもの、そしてバイオレンスアクション、それに高校生の世代の(特に男子の)日常と成長期、さらに、幻想的あるいは擬人的な寓話と言う格好に分類できるのかしら。
本書に集められたものは、基本的にこの最後の幻想的な寓話的なものに分類されるものが主です。
私はどちらかと言うと、高校生の世代の日常と成長期、学園もの、と言う感じが好きなんですが、気軽に手に取るには本書のようなテーマも楽しい。
根本に深い人生への悲しみ、と言った風 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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BANANA FISH REBIRTHオフィシャルガイドブック価格: 980円レビュー評価: 4.0 レビュー数:7 漫画のガイドブック的なものは初めて買ったんですが、とても満足する内容でした! キャラクター1人1人の紹介では、本編を読んでいるだけでは気づかなかった事に気づかされます。特にゴルツィネさんについての語りが面白かった。アッシュへの想いとか(憶測だけど) 舞台となった80年代の、実際の社会的背景なども解説されていて、もう一度本編を読んだときに、BANANA FISHの世界をより深い部分まで感じることができました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
イヴの眠り―YASHA NEXT GENERATION (1) (flowersフラワーコミックス)価格: 410円レビュー評価: 4.5 レビュー数:10 この作品は十分傑作と呼ぶに値する。しかし、先行する作品があまりに優れている場合、その輝きはどうしても薄れて見える。
壮大な構想で始まったと思われる作品であるが、たった5冊で終わってしまった。前作までの重要人物が多数出てきて活躍が期待されたのに、その多くがろくに動かず、また、主題が曖昧であり、単に凶悪な超人(死鬼)をどう倒すかというだけの話になってしまった感がある。強いはずの敵が思いの外あっけなく崩壊するなど、どうもあたふたと幕を引いた印象があり、不満が残る。
BANANA FISHから続く豊かな鉱脈を採掘する作業は、作者にとって非常な苦行で ...さらに詳しい情報はコチラ |
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